WITHOUT SOUNDS

グデグデと夜更かしがちな後追い探訪録

Mac Demarco / Salad days (2014) 感想 ~ダメな休日にこの上なく合ってしまう

曲者なのか単にアホなのか掴めないヘンテコな、しかし実力派な若手の一枚を。音楽的には全然違うものの、PAVEMENT大好きな人に聞いてみてほしい感。

Salad DaysSalad Days
(2014/04/01)
Mac Demarco
商品詳細を見る

暗いせいもあって、パッと見イケメンシンガーソングライターに見える…幻術だが。

(凄く良い)>太字(良い)>普通 赤太字は名曲 、斜体はリードトラック、下線は個人的なベストトラック

トラックリスト
01. Salad Days 2:25
02. Blue Boy 2:06
03. Brother 3:32
04. Let Her Go 3:02
05. Goodbye Weekend 2:59
06. Let My Baby Stay 4:08
07. Passing Out Pieces 2:47
08. Treat Her Better 3:49
09. Chamber of Reflection 3:51
10. Go Easy 3:24
11. Jonny's Odyssey 2:39

Total length : 34:41

総評・★★★★☆
休日に。酔いどれダラけた現代のホームメードインディ製60.70s(サイケ目)

Captured Tracks所属。1990年生まれ、カナダのSSWマック・デマルコ2枚目のフルアルバムです。デビュー作「2」から既に高評価を得てましたが、今作では評価そのままに各国で初のチャートインを記録…と、超地味に成り上がり中の期待の若者です。自分は今作が初聴きになります。割と衝撃うけました
 
インディポップに対岸があるならコレかもしれない
内容ですが、まず力の抜け方がすごい。実は腹まわりに脂肪ついてきた40代後半なのでは…と逆に疑うくらいのタワワなサウンドにビックラこきました。素朴とも違う、もう単純に「こういう人なんだな」と納得するしかない音を全編にわたって聴かせるその根性にやられた。ここで下の動画の再生をどうぞ。ヒット産む気も時代感もゼロ、「おれはこういうの家で作ってんだよ~」しか感じられない佇まい。最近はインディポップあたりから無数のバンドがデビュー、キラーチューン制作とブレイクに向けて切磋琢磨してる印象がありますが、そこでコレを聞くと一本取られた感がすさまじいです。ズルい。

逆にこの雰囲気が今らしい気もする
たまに括られてるんですが、コレはドリームポップじゃないと思います。個人的には60年代の音楽やサイケ感を10年代的なベッドルームミュージックで演ったらこうなったというイメージです。とにかく、シャレてたりカッコ良くはない。このルーズさや佇まい、でも泥臭さはない感じ。ある意味こういうのが現代的なブルーズやカントリーなのかもしれない。これが一笑に伏されず、ちゃんと評価されてるってあたりになんか10年代を感じます。ツッコミ所はともかく、俗に言う「曲がしっかり書ける」人なのはしっかり記しておきますね。

それはともかくコレはなんかダメな人に特に勧めたい
どうやらライブツアーに疲弊した中で作ったらこうなったみたいで、それもあってか非常に休日のだらけた昼下がりとかに合います。このダウナーじゃないダルな雰囲気、一曲気に入れば丸ごとハマること間違いなし自分はダメ人間なので、コレめっちゃ好きですね…。何となく絶賛したくはない作品なんですが、ダメ、好き。気付くと再生してる。前作聴くのも楽しみです。良く分からんライブパフォーマンスといい、着々と「ネタ系ミュージシャン」ポジに向かって突き進んでるようで、いろんな意味でさらに面白い存在になりそうです。

ベストトラックは終盤のドラッギーな突きぬけ方が見知らぬ扉を開けさせてくれそうなtr.3。

Salad days→Brother。弛緩しきった曲だ…(そしてなんやこのサムネは…)。2曲目(BT)はヒュワーと抜けていく後半にも注目。 


Salad DaysSalad Days
(2014/04/01)
Mac Demarco

商品詳細を見る

国内盤はないので、CDで買うなら輸入盤となります。
関連記事